Reconstructで作成された点群は、レーザースキャニングで作成されたモデルと似ています。下記にはReconstructで作成された点群とレーザースキャニングを比ベた表があります。
レーザースキャニング |
360カメラ |
|
撮影・測定の仕方 |
複数の場所から測定 |
現場の周辺を一周撮影 |
撮影・測定機器の費用 |
>$1000 |
$400 〜 $1000 |
人員 |
測量士のみ |
誰でも撮影できます |
撮影時間 |
スキャン時間は4〜12分、スキャン切替の合間は6〜20分 →1万ft^2 |
スキャン時間は10分で→1万5000ft^2 |
結果 |
点群+測定地点のみの360画像 |
点群+全撮影角度の3Dモデルと現場の360画像 |
正確性 |
とても正確 |
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撮影・測定後の使用目的 |
平坦率の確認、とても正確なデータを求める際に使用 |
進行の把握、品質検査と管理(QA、QC)、安全の確認と把握 |
点群とは何か?
点群は100万にも及ぶ空中・3次元に位置している点のことを指しています。点群は3次元のピクセルであり、各点は位置そしてそのスペースに実在する色を表ています。このような点を大量な量で同時に表示した際にできるのが点で作られた3次元モデルです。実際の画像でモデルが作られたため、実際に見るようなモデル、「リアリティーモデル」(現実モデル)、ができます。これを作成するための方法は多数ありますが、主な方法は二つ、レーザースキャニングとフォトグラメトリです。
レーザースキャニング
レーザースキャニングの方法では、レーザー光線を測定したい物に当て、その反射した距離とその時間を測ることによって、何がどこにあるのかを測定し、点群を作成しています。このような測定方法をもとにした装置をTOFスキャナー(タイム・オフ・フライト方式)と呼びます。TOFスキャナーの利点は、小さい敷地内であればとても正確に位置を測定することができます。
- レーザースキャナーは比較的に高価(1万6000ドル〜25万ドル)
- レーザースキャナーは測定資格・訓練を持っている測量士でないと、建物の測定はできません。
- 現場を測定するためにかかる時間は数時間、または数日かかる場合があります。
- 測定後には特別なソフトウェアなどを使い測定データを処理する必要があります。複数の測定データを噛み合わせ、点群を作成する必要があります。
このように、レーザースキャニングは精密な処理を経て完成されるため、最終報告、または敷地の平坦度を確認するために必要かもしれませんが、毎週のように測定することは困難です。なぜなら、特定な測量士の必要性、測定設備費用、そして処理時間と費用が比較的に高いからです。
Reconstruct 360カメラ(フォトグラメトリ − photogrammetry)
レーザースキャニングと対照に、Reconstructは360カメラで撮影されたビデオを使い密集している点群を作成することができます。Reconstructを使い点群を作成することは様々な利点があります。
- 経済的な設備費用(360カメラはおよそ400ドル、スタビライザーはおよそ150ドル、メモリーカードはおよそ20ドル = 合計およそ600ドル)
- 360カメラであれば測定士は必要ありません。カメラの場合は誰でも簡単なチュートリアルを見れば撮影することができます。
- 測定のための映像撮影時間はとても早く、平均で1分で1500 ft^2の面積をカバーすることができます。
- 撮影後の処理は全てクラウドのため、特別な装置及びソフトウェアは必要ありません。
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