レーザースキャニングはレーザーを対象物に照射し、反射して帰ってくるレーザーの時間を計測し、3次元の空間、主に点群を再構築するテクニックです。一方で360度キャプチャーは名の通り、2次元の360度画像を基に複数の画像を繋ぎ合わせ、最終的に3次元の点群モデルを作成することができます。以下360度キャプチャーを利用することで得られる様々な利点を紹介しています。
- コスト: レーザースキャナーの初期投資は高額で、360度カメラはそれに比べお手頃な価格で購入できます。近くの家電量販店などでも360度カメラを購入することができます。
- 速度: レーザースキャナーでの現場撮影は通常長時間同じ位置での撮影を必要とします。
- 利便性: レーザースキャナーを行う場合は、関連のトレーニングを行う必要があります。一方で360度キャプチャーは初心者でも基礎練習を行うだけでできるようになります。
- データの解像度: 360度キャプチャーで生成される点群は施工管理や他の点検検査などを行う上で必要な密度の点群を素早く生成することができます。
- データの扱いやすさ: 360度キャプチャー自体は画像として保存されるため、画像自体を共有する利点があります。また点群自体が画像から作成されているため、いつでも画像と3次元点群を同時に確認できます。レーザースキャニングは直接点群を生成するため、最初から特殊なソフトや、データを解読できるデバイスで確認する必要があり、画像で現場を確認することができません。
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