Reconstructでは、360度ビデオを処理すことができ、そのビデオから点群を生成することができます。360度ビデオはデータマネージャーを通してReconstructにアップロードすることができます。まず、プロジェクトのデータマネージャーをアクセスします。Data Managerに入ったら、画面左上の「360ビデオ」のタブをクリックしてください。画面右上の「ビデオをアップロード」ボタンをクリックし、ローカルハードドライブから360度ビデオを選択し、「開く」をクリックします。サポートしている360度ビデオのフォーマットについては下記をご覧ください。
アップロード状況内の「点群の処理」ボタンをクリックすると、アップロード中にそのビデオの点群を処理することができます。この機能を使用すれば、ビデオのアップロードはそのままにし、完了次第点群の処理が自動的に開始されますが、アップロードが進行中、ブラウザを開けたままにしておいてください。ブラウザを閉じたりタブをリフレッシュしたりすると、アップロードが止まり、点群データの処理開始ができなくなります。
また、複数のビデオや画像を一つの点群として生成することもできます。点群に含まれるビデオを選択し、「画像」タブに切り替えて同様に画像も選択し、「点群を処理」をクリックし、以前の点群データと整合させたいかどうかを選択し、「処理する」をクリックするだけです。
ひとつの点群に対して、360度ビデオの最大記録時間は10分を推奨していることに気を付けてください。これはひとつの点群に対して合計で10分以上の360度ビデオは処理できないということです。例えば、もし3つのビデオをお持ちになられた場合、各5分であればひとつの点群では3つのうち2つだけ処理することができ、最大の推奨時間を超えないように1つは別の点群に残しておくことを検討してください。10分以上の動画の処理は長時間かかる場合があり、点群生成上エラーが生じる場合があります。
点群生成で使う360度ビデオは.mp4フォーマットの360度ビデオのみサポートしていることにご注意ください。個別のカメラについて、以下の注意事項をご確認ください。
- Insta360 One X:このデバイスを使用すると、もともとの*.INSVフォーマットでビデオが作成され、Insta360 Studioのソフトを使用して複数のファイルをつなぎ合わせて*.MP4ファイルをつくる必要があります。そのMP4ファイルのみがReconstructにアップロードできることにご注意ください。
- Garmin Virb 360:
直接カメラからのファイルをReconstructにアップロードすることができます。カメラはサポートされた*.MP4フォーマットで動画を出力します。
- Ricoh Theta (S or V):
カメラはRAWフォーマットで動画が作成されています。これらの動画は黒のワイドの背景に二つのお互い接しあった円(魚眼)から成り立っています(右下の写真)。RAWフォーマットはReconstructではサポートされていません。Reconstructに動画をアップロードする前にRicoh Theta アプリを使用して正距円筒フォーマットに変換する必要があります(左下の写真)。RAWビデオをRicoh Theta アプリにドラッグして変換します。アプリは自動的に正距円筒バージョンのビデオを元の動画と同じフォルダ内に作成してくれます。変換された動画はファイル名の末尾に「_er」がつきます。
- Reconstructはほかのカメラの360ビデオも処理することができますが、上記三つのカメラのみテストが行われて、確認されています。
- スマートフォンやDSLRのビデオ、またほかの360度ビデオ以外の動画はサポートされていないので、Reconstructへアップロードしないでください。
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