4Dでのシミュレーションは現存する3Dモデルに時間を与えることで達成することができます。施工プロジェクトでは施工スケジュールにおいて項目の開始日と予定終了日などがあります。これを利用し、スケジュールとBIMエレメント(モデル)をリンクすることで4Dモデルを作成することができます。
Reconstruct でスケジュールとモデルのリンクが作成されましたら、スケジュールをもとに予定通りに施工が行われているかどうかをBIMエレメントの表示または非表示、またはエレメント自体の色で表されています。BIMエレメントは下請け作業で色分けされることもでき、その作業の進捗具合を色で表すこともできます。
ワークスペースを準備する
- リアリティーモデルとカメラを隠し、ビューアー内でBIMとスケジュールのみを表示してください。データをロードする時間を短縮することができます。
- BIMモデルがアップロードされ有効であること、スケジュールがアップロードされていることを確認してください。右下にあるスケジュールを開くことでビューアー内でスケジュールを有効にしてください。またスケジュールが編集モード(スケジュールタブが青で表示されています)であることを確認してください。公開モードのスケジュール(スケジュールタブが黒で表示されています)の場合、「スケジュールを選択」(Select Schedule) をクリックし、「公開する」(Publish)を押さずに、ポップアップタブからいったん出ていただき、スケジュールタブの右側にある編集する(edit schedule)をクリックしてください。
- スケジュール内の名前が記載されている列を右クリックし、「列の表示項目」(Show Columns)をクリックし、「エレメント個数」(Elements Count)を表示してください。エレメントの個数を表示することで、4D BIMを作成するにおいて後ほど問題があるかどうか瞬時に確認することができます。
- スケジュール項目に記載されているアクションに当てはまるエレメントまたはプロパティーをBIMモデルから選択してください。項目内からエレメントを探し出すことを推奨します。スケジュール項目とエレメントのリンクについて詳しくはこちらの記事をご覧ください。
- ビューアーで複数のエレメントを同時に選択、そして選択したエレメントのセットの保存、BIM分解構成でBIMのプロパティとエレメントを探すなどの方法はこちらの記事をご覧ください。
4D作成する際のコツ
- スケジュール内の項目でBIMモデルに連携できるものがない場合があります。これはBIMの粒度が足りない(例えばMEPモデルでないモデルをアップロードしたが、実際のスケジュール項目にMEP項目がある)、またはスケジュール項目がマイルストーン(管理日)である場合がございます(定期的点検など)。
- 選択したいエレメントをBIM選択ツール、またはフォーカス、隠す、孤立させるなどのツールを使用してください。
- もし表示されている項目などが階層分別されていない場合は、スケジュール設定に行き、ガントチャートの整理で作業分解構成(Work Breakdown Structure)を選択してください。これで表示項目が作業タイプによって分けられます。
- エレメントをマスタースケジュールではなく、ルックアヘッドタスク(予定項目)として定めることもできます。ルックアヘッドにすることで未来の施工項目の4D BIMを作成することができます。まずスケジュールフィルターに行き、予定期間を選択し、ルックアヘッド(Look Ahead)として設定してください。以下の動画のように、予定期間を手動で設定することもできます。
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