位置情報を利用することで得られる利点を紹介します。
- データの効率化:
プロジェクトが進行されるにつれデータも同様に増えます。特にスケールが大きいプロジェクトでは多数の区分に分けて施工が進行される場合が多くあります。大きい現場範囲を把握するのは難しく、データが増えるにつれどのデータがどの範囲のデータなのかが分かりにくくなる場合があります。これらのデータを位置情報にまとめることでデータを有効的に管理することができます。以後現場の指定した区分や位置情報によってデータをフィルターし、見たい部分だけに集中することができるようになります。見るデータを絞ることで実際にウェブビューアーとモバイルアプリのダウンロード量を軽減する効果もあり、あらゆる面での効率化を図ることができます。
- データの作成時の利便性
データ管理から位置情報ごとにフィルターをすることができます。位置情報がもう一つ大事な場面で利用されるのがキャプチャーアプリを利用される際です。ビデオキャプチャーの際にキャプチャーアプリから直接キャプチャーを行う場合、現場のどの位置で撮影をしているかを指定する必要があります。このデータを基に自動位置合わせをする点群が選択され生成される際に自動位置合わせが行われます。位置合わせについて詳しくはこちらをご覧ください。
位置情報はもちろん任意で仕分けし作ることができますが、位置情報のヒエラルキー構造を作ることで、どのような位置情報を作ればいいのか判断することもできます。WBS作業分解構造のように様々な位置をブレイクダウンーするのを推奨します。
Reconstructでは現在位置情報ごとの分解構造ツールはありませんが、それに似たように分解することが位置情報ツールでできます。
上記の図面のように、現場をゾーン分けし、それを各階に与えることで細かく現場を区分することができます。また、BIMモデル自体に同じような区分を行うことで点群リアリティーモデルとBIMが連動して位置情報ごとに表示されることもできます。
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