Reconstruct ではGCP(地上基準点)を利用し、点群の位置を定めることができます。並びに、その位置情報を位置合わせツール(Alignment Tool) を使用してBIMに導入することによって、GCPを元にしたアラインメントができます。
ツール使用の必要条件
GCPを使用してのアラインメントは次の必要事項に従ってください。
- BIM内で少なくとも3つのGCP基準点、及びその点の経度・緯度、そして高度(LLA)が必要です。これらの基準点は、対象となる建物の柱角、ドアや入り口の角など、または特定の基準となる物を基準点としてBIMの中に取り入れることもできます。
- 工事現場、建設現場では、実際にLLA地数がわかる地上基準点(タグ)を導入してください。
アラインメントの使用方法
位置合わせツール(Alignment Tool)で新しい基準点(control point) と選択したい点にピンツールを使用してBIMの中から選定してください(モデル内で選択した点の位置情報、LLAがある事を確認してください)。選定した各点のLLA数値を下記のように記入してください。
少なくとも3つのコントロールポイントを選定し、LLA数値を記入した後、各点が表示されている欄の隣にあるオートプレース(Auto Place) ボタンを押して、選択したピンを点群上正しい位置に較正します。
少なくとも3つのピンが追加されましたら、右上にあるアライン(Align) を押して、BIMと作成された点群の位置を揃えます。
BIMをアップデートする際に
Reconstructでは点群とBIMを揃える・アラインされているため、新しいBIMモデルが活用された場合は、そのモデル自体第三者ソフトウェア(RevitやNavisworks) ですでに原盤のモデルとアラインされている場合は、アップロード時に点群とも自動的に位置合わせされます。もしもの場合、アップロードしたBIMモデルが揃えられなかった場合に、ユーザー側からデータマネージャーを経由してBIMの位置情報の再確認、そしてアップデートをするようにしてください。
新しい点群を作成する際に
元々ある点群がGCPを含め作られた同じ場所の新しい点群を作成する場合、新しく作成された点群を元の点群に合わせアライン・位置合わせするだけで結構です。揃え合わせた点群がある程度の相似点があるを前提に、ほぼ確実に、新しくされた点群はこれでプロジェクト内のBIMと揃え合わされています。すなわち、GCPを含め点群を作成する必要は1回だけで、その後に作成される点群は、GCPがある点群を基準として扱うことができます。
コメント
0件のコメント
サインインしてコメントを残してください。