Reconstruct では、施工段階にいるユーザーに提供できる様々なワークフローをサポートしています。このポストでは、どのようにしてReconstruct のクラウドベースプラットフォームのツールと機能を使い、施工現場の今の状況を3Dリアリティーモデルとして生成し、その現状を計画デザインモデルなどと比較することで施工の品質管理を行うことができます。このワークフローでは主に以下の業務を行うことができます。
- 施工現場の状況を360度ビデオそしてドローン画像を利用し、点群リアリティーモデルの生成で記録
- Reconstruct Capture Appを使い、施工現場で撮った360度ビデオと画像をアップロードした現場のPDF設計図の上に記載
- 生成した点群上とBIMモデル内で現場のあらゆる場所を測定
- デザインモデルをBIMまたは設計図などのPDFをアップロードし、それをリアリティーモデルと比較をし、品質保証(QA)と品質管理(QC)を行う
- Reconstruct 内のピンツール、マークアップ、そしてスナップショットを使用し、品質上の問題などの提起、そしてその進捗を記録
何が必要か?
このワークフローを実行するには、以下の資料と設備が必要となります。
- プロジェクトのBIMモデル
- 現場・建物の外側のドローン画像を少なくとも1セット
- ドローンを個人で演習し撮影
- ドローン専門の方に委託して撮影
- 屋内、または屋外を360度ビデオで撮影を少なくとも1セット
- 360度カメラを使用の場合はスタビライザーを搭載してください
始めよう
全ての準備ができましたら、以下のステップにしたがってこのワークフローを始めましょう。
ステップ1:パソコンブラウザーでReconstruct にログイン
Reconstruct を初めてご利用される方は、まずアカウントを作成する必要があります。それができましたら、ログインし、データマネージャーにいってください。Reconstruct をアクセスするには、Google Chrome またはFirefox のブラウザーを使用してください
ステップ2:プロジェクトのBIMモデルをアップロード
Reconstruct では、60種類のBIMファイルフォーマットをサポートしています。BIMファイルをReconstruct のデータマネージャーにアップロードしてください。
ステップ3:位置を指定する
BIMモデルがアップロードされましたら、位置を作成する必要があります。この位置は3Dでバウンディングボックスを使ってその位置を指定することができます。
ステップ4: Reconstruct Capture App をスマートフォン端末にダウンロード
ここをクリックしてReconstruct Capture Appをアップストアからダウンロードしてください。iOS デバイスにインストールできましたら、Reconstruct のユーザネームとパスワードでログインしてください。
ステップ5: 360度カメラをアプリとつなげる
アプリにログインできましたら、360度カメラをアプリとつなげてください。これの詳細についてはこちらをご覧ください。
ステップ6:360カメラで屋外と屋内スペースをキャプチャー
Reconstruct Capture Appと同時に、専用の360度カメラでプロジェクトのキャプチャーを開始してください。360度ビデオキャプチャーについてのガイドラインはこちらへ。
ステップ7:キャプチャーした360度ビデオをスティッチング編集
撮影直後の360度ビデオファイルは主にINSV、または他のファイルフォーマットとして保存されます。このファイルフォーマットはReconstruct システム上処理することができないため、スティッチング編集を行ったあと、MP4フォーマットに編集する必要があります。
ステップ8:360度ビデオをアップロードし点群処理を行う
ビデオがキャプチャーされ、スティッチ編集され、MP4ファイルフォーマットに転換できましたら、 点群生成をするためにReconstruct にアップロードしてください。詳しくはここをクリック。
ステップ9:ドローンで画像をキャプチャー
もしコア&シェル(core and shell)の段階でドローン撮影を行いたい場合は、このガイドラインをみてください。
ステップ10:ドローン画像をアップロード、そして処理
ドローン画像のキャプチャーが完了しましたら、Reconstruct にアップロードし、点群の生成のために処理をしてください。
ステップ11:点群と設計図を位置合わせ
点群が生成できましたら、Reconstruct からアカウント登録されたメールに通知が送られます。アップロードされた設計図と点群の位置合わせの詳細はここをクリックしてください。
ステップ12:点群を見る、そして設計図などを重ね合わせる
点群生成が完了し、位置合わせが完了しましたら、3Dビューアーで位置合わせした設計図とその点群を見ることができます。
ステップ13:ピンツールを使い、問題点や施工品質についてコメント
品質問題などがリアリティーモデルとBIMの比較で把握できたら、ピンツールを使いReconstruct のプラットフォーム内で記録することができます。
ステップ14:キャプチャーを繰り返す
もし繰り返し撮影する(例えば毎週の画像を比較するなど)必要がある場合は、ステップ6〜11を繰り返してください。
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